凪池 シリルが時折ぽつぽつと呟く場です。 ゲームの話題が中心。日常ネタもそこそこと。 ちょっとずつ、何か書いて行けるといいなあ。
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読書記録?
いや映画感想なのだけど。まあカテゴリ作るほどの話題でも無いのでここで。
とりあえず、面白かった。レンタルでしたけど、借りて、二時間じっくり見て、良かったと思える、
さらには特典映像つきDVDにちょっと興味が出てしまったくらいの面白さでした。
詳しい感想は一応続きからに伏せる。ネタバレありありですよー。
いや映画感想なのだけど。まあカテゴリ作るほどの話題でも無いのでここで。
とりあえず、面白かった。レンタルでしたけど、借りて、二時間じっくり見て、良かったと思える、
さらには特典映像つきDVDにちょっと興味が出てしまったくらいの面白さでした。
詳しい感想は一応続きからに伏せる。ネタバレありありですよー。
原作漫画は5巻まで読んでます。その上で、個人の感想ですが、かなり原作エピソードをきちんと拾って、その上で映画仕立てにしてあると思いました。
うん、原作の中で映画のクライマックスに持ってくるならあのエピソードだよなあ。
まずは原作エピソードを丁寧に踏襲して、原作通りの、ずれた大真面目さや挟まれた小ネタで肩の力を抜いて見られる安心したエンターテイメントでありながら、うん、ラストの、戦場にテルマエが徐々に出来上がっていく光景はほのぼのとしつつも爽快なカタルシスがあった。
安直に漫画や人気作を映画化するな、実写化するな、という意見は勿論頷けるものではあるけれど。この気持ちよさはジオラマじゃないとだせないんじゃないかなー。いや、漫画でも出せるかもしれないけど、それは別段『漫画の』テルマエ・ロマエに求めるものではないんだよな。
これは多分、気軽にゴロゴロしながら短時間で読みふける漫画ではなくって、二時間スクリーンに引きつけられた上で与えられるべきクライマックス、なのだと思う。
だからこれは『映画』テルマエ・ロマエとしていい作品に仕上がっていると、自分はそう感じた。
というわけで、漫画とは違うヒロインがいたこと自体は別段、気にならなかった。映画にするならばそういう存在は必要だろうし。必要以上にベタベタせず良い距離間で終わってくれたと思う。
ただ……駄目派遣社員さんが、ちょいと徹夜で勉強したくらいでラテン語をネイティブと平然と会話すること、その一点がどうにもモヤモヤしてしまったのだよなあ。
あんま細かいことを気にする映画じゃない、と分かってはいるのだけど、「ここはローマだ」「ルシウスは古代ローマ人だ」と信じさせる根拠として、貨幣を渡したりトーガを科学鑑定してたりと、その辺は一応の説得力をそれなりに丁寧にやってるだけに、なおさら。
教授に在る程度通訳してもらったり、あるいは途中でやってたように絵と筆談であれば付け焼刃でも納得できた、という装置があったし。まあこれは、テンポの問題で仕方ないだろうけど……。
……設定を、芽が出ない漫画家志望、にしてやりたかったことがあるのは分かるのだけど。ただ、濃い絵柄や名前から、途中でオチについては薄々察しがついてしまったため、ここではカタルシスを得られなかったんよな……。確かに「その後彼女は成功した」事はこの上なく伝わってくるのだけど……やっぱり、「ラテン語の違和感」を払しょくできるほどの仕掛けだったかというと……そこまで……。
ここはやっぱり、原作通り「元々かなりのローマ通」のほうが説得力がしっかりしてた。かなあ。
あ、あと残しておきたいのが。オペラ歌手のおっさんについて。
自分の感想経路ですが
……?
↓
ああ、そういう舞台装置なのね、と理解する
↓
分かってしまうと何度もやると飽きるかな……
↓
そwうwきwたwかwwwwwwww
こんな感じでした。いや、素直に笑った。コメディ映画としてこういう出落ちは凄い好きだし、これは映画ならではの面白いやり方だなあ。
うん、原作の中で映画のクライマックスに持ってくるならあのエピソードだよなあ。
まずは原作エピソードを丁寧に踏襲して、原作通りの、ずれた大真面目さや挟まれた小ネタで肩の力を抜いて見られる安心したエンターテイメントでありながら、うん、ラストの、戦場にテルマエが徐々に出来上がっていく光景はほのぼのとしつつも爽快なカタルシスがあった。
安直に漫画や人気作を映画化するな、実写化するな、という意見は勿論頷けるものではあるけれど。この気持ちよさはジオラマじゃないとだせないんじゃないかなー。いや、漫画でも出せるかもしれないけど、それは別段『漫画の』テルマエ・ロマエに求めるものではないんだよな。
これは多分、気軽にゴロゴロしながら短時間で読みふける漫画ではなくって、二時間スクリーンに引きつけられた上で与えられるべきクライマックス、なのだと思う。
だからこれは『映画』テルマエ・ロマエとしていい作品に仕上がっていると、自分はそう感じた。
というわけで、漫画とは違うヒロインがいたこと自体は別段、気にならなかった。映画にするならばそういう存在は必要だろうし。必要以上にベタベタせず良い距離間で終わってくれたと思う。
ただ……駄目派遣社員さんが、ちょいと徹夜で勉強したくらいでラテン語をネイティブと平然と会話すること、その一点がどうにもモヤモヤしてしまったのだよなあ。
あんま細かいことを気にする映画じゃない、と分かってはいるのだけど、「ここはローマだ」「ルシウスは古代ローマ人だ」と信じさせる根拠として、貨幣を渡したりトーガを科学鑑定してたりと、その辺は一応の説得力をそれなりに丁寧にやってるだけに、なおさら。
教授に在る程度通訳してもらったり、あるいは途中でやってたように絵と筆談であれば付け焼刃でも納得できた、という装置があったし。まあこれは、テンポの問題で仕方ないだろうけど……。
……設定を、芽が出ない漫画家志望、にしてやりたかったことがあるのは分かるのだけど。ただ、濃い絵柄や名前から、途中でオチについては薄々察しがついてしまったため、ここではカタルシスを得られなかったんよな……。確かに「その後彼女は成功した」事はこの上なく伝わってくるのだけど……やっぱり、「ラテン語の違和感」を払しょくできるほどの仕掛けだったかというと……そこまで……。
ここはやっぱり、原作通り「元々かなりのローマ通」のほうが説得力がしっかりしてた。かなあ。
あ、あと残しておきたいのが。オペラ歌手のおっさんについて。
自分の感想経路ですが
……?
↓
ああ、そういう舞台装置なのね、と理解する
↓
分かってしまうと何度もやると飽きるかな……
↓
そwうwきwたwかwwwwwwww
こんな感じでした。いや、素直に笑った。コメディ映画としてこういう出落ちは凄い好きだし、これは映画ならではの面白いやり方だなあ。
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テルマエロマエ2は
2014年公開!らしいよ!
…と盛り上がってるわりには、この映画化でヤマザキ先生に入ったお金は、たった100万円だったそう。会社が勝手に決めてしまって、その後で舞い込むインタビューやら何やらは全部タダ働きだったんだって。
このあたりの改善をしてから次回につなげてほしいもんですな。
映画館で見てパンフも買った勢ですが、これは劇場で見てよかったし、ちゃんと原作を生かしていて愛があるなと思いました。
ジオラマですが、日本の他、イタリアのチネチッタスタジオという、ガチ本物の場所を使っています。200億円規模のドラマ「ROME」が撮影された場所とあって、イタリアにはうるさいヤマザキ先生の旦那さんも太鼓判だったとか。
…と盛り上がってるわりには、この映画化でヤマザキ先生に入ったお金は、たった100万円だったそう。会社が勝手に決めてしまって、その後で舞い込むインタビューやら何やらは全部タダ働きだったんだって。
このあたりの改善をしてから次回につなげてほしいもんですな。
映画館で見てパンフも買った勢ですが、これは劇場で見てよかったし、ちゃんと原作を生かしていて愛があるなと思いました。
ジオラマですが、日本の他、イタリアのチネチッタスタジオという、ガチ本物の場所を使っています。200億円規模のドラマ「ROME」が撮影された場所とあって、イタリアにはうるさいヤマザキ先生の旦那さんも太鼓判だったとか。
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はぐれ雑文書き:凪池シリルです。
現在テラネット主催のウェブトークRPG Catch The Sky にてマスター活動中。ご縁がありましたらよろしく。
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